近年、パソコンの目覚しい普及の裏側にあるのが、
テレビ離れです。
そもそも、“テレビ離れ”とは、
テレビを観る習慣がなくなっていく傾向を表現した言葉です。
テレビ離れは日本だけのものではなく、
世界的にも広まっているものとされています。
中でも、若い世代とパソコンを扱う層に
おいて著しく見られるという調査がされています。
さて、このテレビ離れの裏側にあるのが
パソコンの普及であるということを申し上げたのですが、
とりわけ、インターネットが普及してきたことにより、
テレビ離れを進行させる主な要因であることが想像に難くないわけです。
日本でのインターネット利用者は、
総務省の統計である、2009年の「通信利用動向調査」によると
9,408万人に達しているとのことです。
1億2,800万人いる日本人のうち、
7割以上もの人がインターネットを利用しているということですが、
これを多いと見るか、少ないと見るかは各々とらえ方によるところですね。
それではなぜ、近年テレビ離れが進んでいるのか?
簡単に考察していきたいと思います。
▼選択肢が増えた
まず第一に単純に選択肢が多くなったこと。
これまでは、「家で過ごす=テレビを視聴する」という
イメージが強く、お茶の間で家族揃ってテレビを見るということは、
当たり前のことだったわけです。
しかし、現代社会に置いては、核家族が増え、
拡大家族が珍しいくらいの状況になっています。
家族間のコミュニケーションが自ずと減り、
家族みんながテレビの前に揃うなんてことも
かなり少なくなったでしょうね。
少し脱線してしまいましたが、
今の時代は多くの娯楽があり、テレビを視聴することは
優先順位をつけるうえで上位に来る余地もなくなっています。
そのうちの1つがパソコン、インターネットの普及であることは
言うまでもありませんね。
▼情報収集におけるテレビの優位性が低下した
テレビを観ることの目的の1つが情報を得るためです。
しかし、インターネットが普及した現代において、
テレビでの情報というのはワンテンポ遅れている
ことが多く見受けられるわけです。
ポータルサイトでニュース速報が流れるのも早いですし、
ブログやメルマガ、掲示板、あるいは今流行のtwitter
での情報収集は、大量に、しかも効率よく情報のシャワーを
浴びることが可能です。
また、受動的に情報を得るテレビに比べて、
能動的に情報を探ることができるインターネットは、
人間本来の好奇心をかき立て、ますます利用価値を
感じるようになります。
▼テレビのエンターテイメント性が低下した
これはただ単純に「テレビが面白くなくなった」ということです。
視聴者側目線で、昨今特に思うのが、テレビの規制がキビしくなったことが
挙げられます。
ここ10年を振り返ってみても、過去には何のフィルターもかかることなく
放送されていたような番組が倫理的な問題で放送されなくなったりしていますよね。
また、視聴率の推移を見ると、右肩下がりなのは明らかで、
日本を代表する高視聴率番組「紅白歌合戦」でさえ、
50%を下回るのが当たり前になってきています。
■テレビからパソコン・インターネットへ
このように、テレビ離れの進行と、パソコン・インターネットの
普及から、テレビパソコンへ人気が集まったこともあり、
現在も多くのメーカーがテレビチューナー内蔵パソコンを
リリースしています。
さらに今後、テレビでテレビ番組を観るのではなく、
パソコンでインターネットを介して番組・コンテンツを観る
スタイルも増えてきていくことが想定されます。
決まった時間に放送されるテレビ番組よりも、
多様なライフスタイルに合わせることができる
インターネットでの番組配信が台頭してくる
可能性は充分にあります。
地デジ化によりテレビを買い換えたり、チューナーを導入したりする
人がいる一方で、テレビからの脱却を目論む人たちも
少なからずいるのではないでしょうか。